かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画『ボブという名の猫』と『小沢一郎の権力論』(1月15日)。

1月15日、月曜日。川越を出て、渋谷の「アップリンク」へ、ロジャー・スポティスウッド監督『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』を見にいく。


渋谷へ早く着いたので、喫茶「ヴェローチェ」で、『小沢一郎の権力論』(電子書籍)を読みつぐ。日刊ゲンダイの小塚かおるさんが、小沢一郎にインタビューし、本にまとめたもの。


小沢一郎の権力論 (朝日新書)

小沢一郎の権力論 (朝日新書)


小沢一郎というひとが何を考えているのか、わかりやすくまとめられている。小沢一郎といういままで不可解だった政治家が、少しだけ理解できたような気がした。


「小異をすてて、大同につく」・・・憲法改悪、脱原発共謀罪反対、権力私物化の問題など、野党は安倍政権に対立する共通政策はいくつもあるはず。それだけでも、安倍政権と闘うのには十分ではないか、と小沢一郎はいっている。共産党を含めて、野党が一致して闘う、それができれば、政権交代も可能だ、と。しかし、一向前へ進まず野党が選挙で負け続けているのは、私利私欲で、本当の闘う相手を見失っているから、という考え方に、共感。


実際、それが有権者のひとりとしてはがゆくて仕方がない。本当に、野党が私利私欲を捨て、ひとつになって、安倍政権を倒してくれないだろうか、とおもう日々が続く。



10時45分から、映画『ボブという名の猫』を見る。




予定調和の結末がわかっているので、予告編で見ながらあまり気持ちがのらなかった作品。それでも、ホームレス・ミュージシャンと猫、という組み合わせに興味がなくはないので見てみたが、予想通り猫はかわいかった。それだけで、猫好きならいいのかもしれない。実際、見ていると、猫とホームレス・ミュージシャンを応援したくなる。



ルーク・トレッダウェイ演じるホームレス・ミュージシャン、ジェームスと、猫のボブ。


このホームレス・ミュージシャンは、書いた本がベスト・セラーになって、大成功した。しかし、それはあくまで奇跡的な出来事。誰にでもありえるリアリティとはほど遠いもの。そういう意味で、感動も共感もわかなかった。



ジェームスのモデル本人と猫のボブ。ボブは、映画でも本人が出演している。


『ボブという名の猫』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=lJ0Nej4-Fpk



帰り、センター街で北海道ラーメンを食べてアパートへ帰る。