6月10日、日曜日。終日台風もどきの雨、ときいていたので、外出しないつもりでいたけれど、それほど強い降りではないので、妻と映画を見にいくことにする。
ネットを検索していたら、川越スカラ座で、見そびれていミヒャエル・ハネケ監督の『ハッピー・エンド』をやっていたので、見にいく。
「白いリボン」「愛、アムール」の2作連続でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した名匠ミヒャエル・ハネケが、難民が多く暮らすフランス北部の町カレーを舞台に、不倫や裏切りなどそれぞれに秘密を抱えた3世代の家族の姿を描いた人間ドラマ。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/88233/
フランス・ドイツ・オーストリア合作。
むずかしい。場面と場面がストーリーを追って連続的に続くのではなく、貼り絵のように、切れ切れに切りあわされているので、人物の相関図も、簡単にはわかりにくい。そういうわかりにくさをたのしめたらいいのだけれど、この映画については、それができず、見ていて疲労してしまった。
ヨーロッパ映画は、個人的に向き不向きがあって、この映画は自分とはあわなかった、とおもうよりしかたがない。
印象に残ったのは、名作『男と女』(1966年)のジャン=ルイ・トランティニャンが、しわくちゃの老人役で出演していたこと。
52年という歳月は、そういうことなのだ、歳をとるはずだよ、自分も。そんな映画の内容とは関係ないことをおもい、感慨深かった。
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映画が終わっても、外は雨。歩いて外食するのもめんどうなので、家の近く、駐車場のある「とんでん」へいって、遅い昼飯をとる。