かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

DVDで、行定勲監督『ナラタージュ』を見る(6月19日)。

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ナラタージュ DVD 通常版

ナラタージュ DVD 通常版



有村架純が出ているので映画館で見ようかな、とおもっていたが、内容が高校生と教師の恋愛、という設定じたいに魅力をかんじなかったので見ないままになってしまった。



「ナラタージュ」予告編


しかし、やっぱり気にはなっていたのでDVDをレンタルしてみた。つまらなかったら途中でやめてもいい、くらいにおもって見はじめたが、おもしろかった。朝のドラマで見た「ひよっこ」の明るいイメージとはうってかわって、大好きな相手には別居している妻子がいて、というよくありそうな状況だけれど、それに耐える有村架純の表情が可憐。ときどき、少し怒ったように「なんでいつもそうなんですか」と、ふだん尊敬している先生のはがゆさに、怒りをぶっつけるのも、なんだか可愛い。


先生役は、松本潤。妻子と若い教えて子のあいだにあって、心の落ち着きどころのない苦しみを抑制的に演じている。


女優が目当ての邪心(?)で見た『ナラタージュ』だったが、見はじめると気持ちが作品にはいれた。