5月31日、金曜日。
「イオンシネマ板橋」へ、塩田明彦監督、門脇麦・小松菜奈W主演の『さよならくちびる』を見にいく。
午前9時10分からの朝早い上映。
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「黄泉がえり」「どろろ」の塩田明彦監督が、小松菜奈と門脇麦をダブル主演に迎え、居場所を求める若者たちの恋と青春をオリジナル脚本で描いた音楽ロードムービー。インディーズ音楽シーンでにわかに話題を集めただけの2人組女性ユニット「ハルレオ」のハルとレオは、それぞれの道へ進むため解散を決める。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/89403/
正直、映画じたいそれほどおもしろとはおもわなかった。見る動機は、門脇麦と小松菜奈というふたりの女優。
成田凌演じるマネージャーとの3人の関係がもつれる「こじれ恋愛映画」でもあり、ロード・ムービーでもあり、音楽映画でもある。
しかし、わたしにはどれもそれほど強く迫ってこなかった。
ただ、小松菜奈、門脇麦、成田凌の役者ひとりひとりはよかった。
小松菜奈は、以前見た、永井聡監督、小松菜奈・大泉洋共演の『恋は雨上がりのように』(2018年)以来、ファンになった。
冴えない中年のファミレス店長を、女子高校生が好きになる、っていうリアリティの希薄な役柄を可愛くこなしていて、次の作品も見てみようとおもった。
今回は、ちょっとやさぐれた女性歌手を演じていて、おもしろかった。こういう役柄ははじめてだろうか。
門脇麦は、むずかしい役柄を次々こなす若手演技派女優のひとり。
このふたりの共演は、それだけで興味を惹かれた。
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映画館のなかで、よくいく「とんかつ屋」さんのマスターとそのお嬢さんといきあった。
このお嬢さんが小松菜奈のファンだというのは前から聞いていた。で、公開初日からさっそく見にきたのだ。
とても仲のいい父娘。
「あとでお昼を食べにいきます」
と、マスターに声をかけて、別れる。