かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

瀬々敬久監督『糸』を見る(8月22日)。

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映画を見てからブログに記録するまで、だいぶ時間が経ってしまった。



8月22日、土曜日。炎暑。


川越駅で、クルマで来ていた妻にひろってもらい、「ウニクス南古谷」へ、瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)監督、小松菜奈菅田将暉(すだ・まさき)主演の『糸』を見にいく。


建物へはいるとき、手をアルコール消毒。映画館へ入場するときに、おでこで体温の測定。こういう光景も記憶しておきたい。


12時20分より上映スタート。






映画『糸』予告【8月21日(金)公開】




少年・少女時代からお互いに好きだったふたりが、長い歳月をそれぞれに生きぬき、運命の糸にたぐりよせられるように再会する・・・という大々メロドラマ。


小松菜奈はきれいだし、菅田将暉も自然でいいので、ふたりを見ているぶんには悪くない。けど、ストーリーには、ムリがある。


以前見た中国映画では、文化大革命や大地震など、大きな歴史的不幸で人生を翻弄される主人公たちに、共感も同情もできた。


けれど、この映画にはそういう大きな出来事がとくにないので(「東北大震災」が関係するけど、本筋にはなっていない)、長い歳月は個人史の集積にすぎない(それが悪いわけではないけど、何かものたりない)。


ぜんたいに脚本の通俗性がめだった。



帰り「くうべえ」といううどんのチェーン店へ寄る。「くうべえ」は、どこの店もずっとビートルズがBGMでかかっている。


うどんを食べながら、生ビールを飲む。