11月30日、土曜日。
新宿武蔵野館で、午前10時からの上映、イ・サングン監督の『EXIT』を見にいく。
ハラハラドキドキの韓国映画。
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韓国のある都心部に、突如として原因不明の有毒ガスが蔓延し、道行く人たちが次々に倒れて街はパニックに陥る。
外が緊急事態になっていることは知らず、高層ビルの中で母親の古希を祝う会に出席していた青年ヨンナムは、そこで大学時代に思いを寄せていた山岳部の後輩ウィジュと再会する。
しかし、そんな彼らのもとにも有毒ガスの危険が迫り、2人は地上数百メートルの高層ビル群を命綱なしで登り、飛び移り、危険な街からの脱出を図る。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/91946/
以前見たヨン・サンホ監督の『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017年)は、スタートからハラハラドキドキで、最後まで決着が読めない、傑作ゾンビ映画だった。
で、あのときの興奮をもう一度味わいたい、とおもって見にいったが、期待は裏切られなかった。
テロだかなんだかで(原因じたい映画はあまり重視していない)、大型トラックに積まれた毒ガスが街中に広がってしまう。ガスを吸った人間は、苦しんで死んでいく。
下から上へ、どんどん毒ガスが上昇してくる。
ひとはビルの上からもっと上へ逃げていくしかない。ビルからビルへ飛び移って逃げる・・・。そのシンプルなアクションが104分続く。
ヒロイン・ウイジュを演じるユナが美しい。その美女が、イケメンのチョ・ジョンソクと走って走って、さらに高層ビルを飛び移る。
こういうアクション映画は、アメリカの得意とするところだろうけど、わたしは最近アメリカのアクション映画をほとんど見ない。ハリウッド式定型アクションに魅力を感じなくなったから?
ほんとうの理由は自分でもよくわからない。
登場人物が東洋人だと、見た目に親近感がわくのかもしれない。ユナという女優も、西洋人の美人よりも、身近に感じられる。
たのしんで、すっきりして、映画館を出た。
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帰り、きょうも立飲み「春田屋」へ寄る。
ホッピーを飲みながら、11月28日に発売された「週刊金曜日」の増刊号、「まるごと山本太郎」を読む。
わたしは、このところYoutubeで山本太郎「れいわ新選組」代表の全国行脚、「街頭記者会見」を全部おっかけている(笑)。
山本太郎依存症になっている。
山本太郎は、街頭に集まったひとたちに自由に質問させて、それに答える。
ガードを硬くして自分の支持者だけに一方的に演説する政治家の通常の「街頭演説」とはまるで感触がちがう。
山本太郎は丸腰で立って、集まった聴衆の自由な質問を浴びる。酔っ払いや自民支持者や、ただ一方的に山本太郎を罵倒するひともいる。
そのひとたちとも、可能なかぎりコミニュケーションしようとする山本太郎の姿勢は、誠実とかいうできあいの表現を超えている。わたしには、神がかって見えてしまう。
この特集号で、わたしの山本太郎依存症はさらに重症になってしまいそうだ(笑)。
いまの嘘と隠蔽の政権をおもえば、笑っているばあいではないよな、しかし。