このひとは、どうしてこれほど人に対して寛容でいられるのだろう?
「弱小政党に何ができるんだ」とか「芸能人が偉そうなことを言うな」とか、悪意を含んだ質問にも、誠実に答えようとする。あきらめずにその人との着地点を見つけようとする。
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わたしはもともと不寛容な性格なのか、「わからんやつはほっとけばいい」とおもってしまうところがある。
わからないひとにも、わかってもらおうとする寛容さがない。
先日、電話で親戚のひとりとケンカした。蔑(さげす)むように山本山本と呼び捨てにするのが気にいらなかった。
「おまえなんかに、山本太郎の何がわかる!! バカはおまえだ」(といいたいのを、グッとこらえた)。
妻にその話をしたら、、、
妻から「きみこそ、太郎さんの寛容さを見習え!」といわれて、「それができないから、太郎さんを尊敬しているんだ」と応えた。
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山本太郎代表は、年齢・性別・職業・学歴などでひとを差別することがない。
ものを見る眼に偏見がない。それが自然に滲み出る。こういうひとは、いそうでいない。
わたしは自分が、どちらかというと、「リベラル」側によっているのではないか、っておもってきたけど、「リベラル」を自認しているようなひとが、他を見下すような発言するのを見たり読んだりすると、「保守」とか「リベラル」とかいう区別は、どうでもいいのかもしれない、っておもう。要するに、ひとりひとりの人間性の問題なのだ。
最近、ときどきTwitterでやりとりするようになった中村良昭さんが、山本太郎さんを特集したむかしのテレビ番組を紹介してくれた。
山本太郎氏が、なぜ慣れ親しんだ芸能界を捨てて、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)する政治の世界へはいらなければならなかったか、その経緯を特集している。
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37歳の山本太郎氏。やっぱり若々しい。いまはもっと厳しい顔をみせることが多い。でも、どちらもいい顔だ。15分25秒。
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