ジョン・レノン最期のステージ。
10月8日は、ジョン・レノンの誕生日。最近はその日を忘れていることも多くなった。
1980年12月8日、ジョンがマーク・チャップマンに射殺された日のほうが印象に強くなってしまった。ショック過ぎる事件だったからそれもしかたないな、っておもう。
12月8日には何年間か、当時交流があったジョン・レノン好きたちと居酒屋で飲んだ。
そのときのいつか、ジョン・レノンのライブの話になって、あるひとりが、、、
「生前最後のステージは、1974年11月のエルトン・ジョンとの共演だと一般的にいわれているけどさ、そのあともう1回、1975年6月に、テレビの「サリュート・トウ・サー・リュー・グレイド」という番組にジョンは出演してるんだよね、これがほんとの最後のライブだよ」といわれ、おどろいた。
で、実際にそれを映像で目撃したのは、「ビートルズ・シネ・クラブ」主催の「ビートルズ復活祭」だったとおもう。
バック演奏者は、後ろに、自分の顔と同じ、不気味な仮面をかぶっている。ジョンもどことなく不機嫌そうだ(いま見るとそうでもない。登場するときのおふざけは、ジョンそのもの。当時は、わたしの憂うつな気分が見る目に反映していたのかも)。
「イマジン」は、ピアノを弾きながら歌うイメージがあったが、ここではアコスティック・ギターを手にしている。なんとなく違和感があった。
「スリッピン・アンド・スライディン」を歌っているときギターの弦が切れた、という話もある。
おまけに、客席には5年後にジョンを殺害するマーク・デヴィッド・チャップマンがいるというから、おどろきのいわくつきステージであった(「復活祭」では、わずかに映る客席のチャップマンを、矢印で特定していた記憶がある)。
わたしは縁起をかつぐとか占いを信じるとか不吉な知らせがあったとか、まったく信じないので、これもジョンの死後につくられた「伝説」のひとつにすぎないとおもっているけど、映像をはじめて見たときは、いい気はしなかった。
誕生日に話題にする話じゃないかもしれないけど、思いついたときに書いておかないと、ずっと先のばしになってしまいそうなので、その演奏をアップしておきます。縁起をかつぐジョンのファンは見ないでください(笑)。
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演奏曲「スリッピン・アンド・スライディン」、「イマジン」。ジョンの登場は1分20秒〜7分00秒くらいです。