かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

『レイン〜ビートルズに捧ぐ』を見る



11月24日、午後1時から「渋谷ヒカリエ」で見る。


チケットが前から2列目だったので、ライブは間近で楽しめたが、ビートルズの4人に似ているところも似てないところも、全部見えてしまった。


しかし、演奏の水準は高く、全編楽しめた。


ポールは、ポスターでは右利きのベーシストだったが、この日のポール役は左利きだった。何人か代役がいるのだろう。


ジョージはよく似ていたし、ギターもうまかったが、近い席で見ているので、実年齢はジョージの晩年に近いのではないか、とおもうほどシワが深かった(笑)。でも、ライトが暗めになると、ひとつひとつの動きが、ジョージによく似ている。


ジョンは、いちばん存在感が希薄だった。演奏や歌がどうというより、ジョン・レノンのいるだけで、圧倒されるような存在感を、この日演じたジョン・レノンには、感じなかった。


リンゴは、髭をのばした中期以降の顔がよく似ていたし、ドラミングも感じが出ていた。あのリンゴの独特のリズムを忠実に再現していた。


いまリンゴが歌うビートルズ・ナンバーは、リンゴのライブを見れば聴ける。何曲かは、ドラミングも見られる。


しかし、ジョンやポールやジョージのビートルズ・ナンバーを、リンゴが叩く姿は、見ることができない。


ビートルズ・ナンバーを叩くリンゴの演奏をたっぷり見たい。「レイン」を見ていて、そんなことをおもった。