三宝寺池。
12月6日㈬。晴れ。
西武池袋線にのって、練馬駅にある練馬区役所へいく。「国民健康保険証」の再発行が目的。手続きは15分くらいですんだ。
このまままっすぐ帰るのはつまらないので、西武池袋線を下って、石神井公園(しゃくじいこうえん)へ行ってみることにした。うまくすれば、黄葉・紅葉が見られるかもしれない。
だめでも、うっそうとした緑におおわれた公園を1周するのは、運動嫌いのわたしには、いい散歩になる。4〜5年に1度は石神井公園へきているような気がする。
石神井公園駅を降りて、公園まで12〜13分歩く。
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三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、園内は起伏に富み、武蔵野の自然がよく残されています。木々に囲まれ静寂な趣の三宝寺池と、ボートで賑わう石神井池のほかに、石神井城跡とこれに関する幾つかの遺跡があります。
(石神井公園のサイト)
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/about006.html
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先に、「ボートで賑わう石神井池」へ到着。しかし、池にボートはひとつも浮かんでいない。
ところどころの樹々が黄葉・紅葉している。暑いので、上に着てきたジャンパーを脱ぐ。以前のようにスタスタ歩けないが、ともかく2つの池をひと回りしようとおもう。
石神井池は、見晴らしもよく、景観もいい。
石神井池を歩くと、バスの通る広い道路にぶつかる。ここまでが約半分。
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そこから「木々に囲まれ静寂な趣の三宝寺池」へ分け入っていく。ここからは、自然を放置したままのように、樹々が生い繁っている。
途中に、「峠の茶屋」風の売店があったけど(いまも建物は残っている)、もう閉店している。営業じたいやめているようで、建物の周囲に紐がグルっとかかっている。前回来たときもそうだった。
このお店がやっているころは、ここでひと休みして、ラーメンを食べたり、ビールを飲んだりして、いい休憩になったのだが‥‥。
奥へ奥へいくと、ところどころに、三宝寺池の雄壮な景観を写生しているひとたちがいる。絵が描けたらいいな、とおもう。こういうところで、半日くらいゆっくり写生してすごせたら気持ちいいだろう。
先だって、妻が「絵の具を買ってきた」と見せられた。どういう気まぐれだろうか、とおもったが、その後、絵の具を使っている気配はない。夫婦ともに、少しでも絵心があったら、日常がもっと豊かになれるのに、残念としかいいようがない。
ベンチにすわって、日向ぼっこをする。日陰だと少し寒く、日向だとポカポカとして眠くなる。
散歩者がどんどん抜いていく。かまわず、ゆっくり歩く。景色が移り変わっていくので、飽きない。
再び、石神井池の出発点にもどる。
石神井池にある売店の横で、いちょうがきれいに黄葉していた。その売店で、缶酎ハイ(氷結)とたこ焼きを購入。野外のテーブルまで運んで、飲む。