かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

映画備忘録4本(『あまろっく』『青春18×2 君へと続く道』『湖の女たち』『ボブ・マーリー ONE LOVE』)。

4月26日㈮。
イオンシネマ板橋」へ、中村和宏監督の『あまろっく』を見にいく。





通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も価値観もバラバラな家族が、さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。


(「映画.com」より)


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60歳台くらいのおとうちゃんが、20歳のかわいい恋人と再婚する、っていう非現実的な喜劇。


主演は、江口のりこ。おとうちゃん役は、笑福亭鶴瓶。再婚相手の女性は、中条あゆみ。


20歳の女性は、何か不幸があって家族の愛情をあじあわずに、おとなになってしまった。そこでいつもあたたかい笑顔で包んでくれる鶴瓶が好きになった、という設定。


「いったい何考えてるんだよ」とふてくされるのが、鶴瓶の長女・江口のりこ。自分よりはるか歳下のおかあさんだって?


わたしも、江口のりこの「何考えてるんだよ」の気持ちに同情する。


非現実な設定をなっとくさせてくれるまでの説得力が、映画にない。江口のりこ主演に期待したが、脚本が彼女を生かしきれていないような気がする。



◯月◯日(日付のメモなし)。
イオンシネマ板橋」へ、藤井道人監督の『青春18×2 君へと続く道』を見にいく。




「新聞記者」「余命10年」の藤井道人が監督・脚本を手がけた日台合作のラブストーリー。ジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化し、18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を超えてつながる初恋の記憶をエモーショナルに描き出す。



(「映画.com」より)


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ひさしぶりに見る清原果耶の出演映画。時間があったのでいってみる。


胸がチクチクいたむような青春映画。既視感あり。でも、まあよかった。藤井道人監督がていねいにつくっているせいか、けっこう気持ちがはいってしまった。


出演者では、シュー・グァンハンという台湾の男優がすごくよかった。彼がいいので、ありがちな古いパターンの映画を最後まで見ていられた。


彼のこころに強い想い出を刻んだ可憐な少女を、清原果耶。やっぱり可愛かったが、役柄としては平淡で、もう一歩…かな?。まだまだ代表作と出会えていないかんじがする。





5月17日㈮。
「ウニクス南古谷」で、吉田修一原作、大森立嗣監督の『湖の女たち』を見る。





この日は、夕方妻と合流し、吉田恵輔監督の『ミッシング』も見ている。『ミッシング』のほうは、さきにブロッグにアップずみ。

「日々是好日」「MOTHER マザー」の大森立嗣が監督・脚本を手がけ、作家・吉田修一の同名小説を映画化したヒューマンミステリー。


(「映画.com」より)


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いろいろ複雑な要素が詰まっていて、わたしは内容が咀嚼(そしゃく)できなかった。


あとから、映画は見ていないが、原作を読んでいる妻に聞いてみたが、説明を聞いてもわからない(笑)。そんなむずかしい映画は、自分にはムリ、とあきらめて、それ以上の追求をやめる。



5月18日㈯。
妻とアパートの掃除にいく。片付けのまえに「イオンシネマ板橋」で、『ボブ・マーリー ONE LOVE』をいっしょに見る。







以前見た『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』は、ドキュメンタリー映画だったが、今回は役者が演じるフィクション。

ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマ。


(「映画.com」より)


ジャマイカの政治状況など知らないので、きちんと理解はできなかったが、音楽はいいし、訳詞も出るので、前の映画よりずっとたのしく見れた。


妻はわたし以上にボブ・マーリーのことを知らないが、音楽がよかった、と満足していた。帰宅してから、アップル・ミュージックで、ボブ・マーリーを聴く。




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