ミュージカル「エルビス・ストーリー」(マルタン・フォンテーヌのエルビス)。
http://cross-your-heart.sakura.ne.jp/in%20my%20life6.htm
「エルビス・ストーリー」の解説文。
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少し日にちを前にもどします。
5月5日㈰。
アパート引っ越しの手伝いに、熊谷からさっちゃん(弟のお嫁さん)と弟が来る。
引っ越しや片付けごとは、さっちゃんの馬力がすごいのを知っているので、妻もわたしもよろこんだ。さいしょは弟ひとりが手伝いにくる、といっていたが、「◯◯ちゃん(弟の名前)だけじゃ、あまり役にたたないでしょ」と、じつに正しいことをいい(笑)、「私もいっしょにいきます」といってくれたのだ。
この日の中心課題は、ベッドの下に押し込んである本。やや高いものは美術本とビートルズ関連が少しくらいで、あとほとんどが文庫、新書、小説の単行本。電子書籍に比重を移すまえに、たまってしまったもの。
これをベッドの下から出してきて、判型をできるだけそろえて紐でしばる、という作業。これをさっちゃんと弟のコンビでやってくれた。
はじめは、古本買取り業者に引き取りにきてもらおうとおもっていたが、電話をしたら、ゴールデンウィーク期間中で、何日かあとになる、という。本を整理しなければ、部屋が片付かないので、買取り業者はキャンセルして、あしたの「紙類のゴミ」に出すことにきめる。
本の整理がおわったところで、ひと駅池袋よりの「上板橋駅」の居酒屋「天狗」へ移動し、お昼兼お酒(さっちゃんは飲む)…。
意外なことを聞いた。
さっちゃんは、バズ・ラーマン監督の『エルビス』(2022年)を見て以来、エルビスの熱心なファンになった。しかし、その期間は短かった。エルビスを追い落としたのは、無敵の大谷翔平だった。
さっちゃんのアイドルは、大谷翔平にかわってしまった。これも世の移ろいでしかたがないかな、ってわたしもなっとくしていた。
ところが、さっちゃんのアイドルは、もう一度エルビスにもどっていた。なぜかといったら、大谷翔平が結婚したからだという(「おまえ、何歳(いくつ)だ!」という声を必死に呑みこむ)。
「結婚したからファンをやめる、って、ミーハー丸出しじゃないか」っていったら、さっちゃんは、「でもさあ、がっかりしたから…」と、トマトレモンサワーをあおりながらいった。
わたしは、いずれにしろロック関連の話題でお酒を飲めるのは、望むところだった。
エルビスの話題のつながりから、むかし見たミュージカル舞台『エルビス・ストーリー』の話をした。
エルビスのそっくりさんが、「エド・サリバン・ショー」の出演から、その死までを、46曲(あとで調べた)の歌とともに実演するミュージカル・ショーだった。
とにかくそっくりさんの歌がうまい。顔や姿も、エルビスそっくりにみえた。けっして若くない観客席から、キャーキャー歓声があがっているのもおもしろかった。
それの映像が見たい、と、さっちゃんがいったが、むかしはYouTubeにあがっていたけど、ずっと見ていないのでいまあるかどうかわからない、と、とりあえず話はそこまででおわった。
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家へ帰ってからさっちゃんのメールが届いた。
2003年に日本では国際フォーラムでおこなわれたミュージカル・ショーだということで、「これじゃないですか?」と動画のリンクが貼ってあった。ズバリ当たりだった(笑)。