かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

銀座の三越へringoさんのキルト作品を見学にいく

以前ringoさんが一部をご紹介くださったキルト作品「銀座の華たち〜昭和編」を見にいってきました。大体銀座も三越もふだんいったことがないのですが、中へはいると「キルト展」のポスターがあちこちにあったので、迷うことなく8階の展示場にたどりつけました。

ここ数年探検隊のメンバーとともに、年に1回ringoさんの新作を見にいってますので、少しはキルトを見る目が進んだかな、というと全然そんなことはないようです(笑)。相変わらず「猫に小判」状態で、見ています。

今回は、ビートルズがテーマではありませんので、特にringoさんは、探検隊ではお知らせをしてないないようでした。つまり、ブログ「リンゴ日記」をのぞいていないひとは、ringoさんのキルト展示のことは知らないかもしれません。

さてと、「銀座」をテーマにつくられたキルトが次々登場します。以前、ringoさんから、キルトにはトラディショナルとコンテンポラリーがある、とお聞きしていましたが、トラディショナルはあの曼荼羅のような絵柄ですね。ぼくには、よくわかりません。今回は「銀座」がテーマなので、コンテンポラリーな作品がメインです。銀座をテーマに、多彩な作品が並んでいました。テーマがテーマですから、展示場の作品を眺めていると、とても華やかです。

ringoさんの作品は、一部を見ていたので、すぐにわかりました。「和光」など、銀座を象徴する建物が、画面斜めに大胆な構図で並んでいます。右は銀座並木を象徴する柳。中央は、タイトルにある昭和の銀座を彩った「華=女性」たち。成瀬巳喜男作品に登場するような着物を着た「銀座のママ」さんがいるかとおもうと、エプロンを着た「カフェの女給」さん、モガこと、昭和の最先端をいっていたモダン・ガールなどが、作品を彩っています。

そして、ringoさん現在の関心事が、作品に登場します。まずは、ぼくも中学2年生で見にいった「松竹セントラル」での、映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」のポスター。昭和39(1964)年、ビートルズと出会った忘れられない映画です。

銀座といえば、デートの最初に映画? むかしは、きっとそうだったのかな?ビートルズの下には、昭和の名作のシーンが並んでいます。小津安二郎監督東京物語」、木下恵介監督喜びも悲しみも幾歳月」、山田洋次監督「男はつらいよ」……。

ringoさんやtougyouさん、そしてわたしの日記で、連日話題になった監督の作品が、キルトに表現されていました。勝手ながらtougyouさんやわたしも、作品に参加しているような気分がしましたよ。tougyouさん、わたしたちも微力ながら役立ったかも(笑)。ringoさん、ありがとうございます。

平日にもかかわらず、展示会場は混雑していました。男性のぼくには、キルト・ファンがこんなにもいることに改めておどろかせられます。ただ、9割は女性ですね。あらゆる世代の女性がいます。女性に囲まれながらの見学ですが、喜ぶゆとりはありませんでした(笑)。

女性のなかにポツンと一人(笑)……居心地の悪さを少しだけ気にしつつ、展示場をあとにしました。