- 2004年アメリカ映画
- 出演:ニコール・キッドマン
愛する夫に先立たれたアナは10年経って、やっと旧知の男性と再婚する気持ちになったが、そんなアナの前に<夫の生まれ変わり>と主張する少年が現れ、忘れられない想いが蘇り……輪廻をめぐる異色ミステリー!!
(「ギンレイ通信」Vol.94より)
10年前に亡くなったはずの夫が、10歳の子どもとなって突然現れる、という非現実的なお話。どのような結末にもっていくのか、とおもっていたのですが、結局どうということもありませんでした。何か、腰砕けかな(笑)。
見どころは、今回の映画でショート・カットになったニコール・キッドマンの美しさ。実に、きれいです(笑)。美人のショート・カットはいいですね。でも、この映画、これに尽きてしまいます。
再婚する婚約者と、突然現れた、夫と名のる少年のあいだで、気持ちが揺れ動く、その切ない表情が美しいのですが、それも、少し出しすぎでくどく感じられました。しかも、前提がややバカバカしい。
ringoさんがブログで「山頭火の句作りポイント」をアップしています。それをコピーさせていただくと、、、
- 情に溺れるなかれ
- 添えるより捨つべし
- 言いすぎは、言ひ足らないよりもよくない
- 道として、行として句作せよ
- ぐっと掴んでぱっと投げる
『記憶の棘』は、特に3番目のポイントで不満でした。