- 2006年アメリカ映画
- 出演:ジョシュ・ハートネット 、アーロン・エッカート 、スカーレット・ヨハンソン
1947年LAで起きた、エリザベス・ショート殺人事件に着想を得たJ・エルロイの小説を基に、殺人事件が若き二人の刑事と関わる人々の運命を狂わせていく様を、息詰まる緊迫感の内に描く巨匠デ・パルマ監督の濃密なサスペンス・ドラマ!!
(「ギンレイ通信」Vol.94より)
入り組んだサスペンスですが、もう少しストーリーは簡素な方がいいのではないか、とおもいました。何度も何度も話が逆転してくると、途中で「もうどうでも勝手にやってくれ」というような気がしてきます。細かなところを手薄にして、スジだけ複雑にしても、スリルは観客に伝わらず、あきてきます。
名匠シチコック監督の作品もせいぜい二転三転するくらいで、むしろそこへいたるシンプルなスピード感に、観客はドキドキハラハラしました。生意気ですが、いじりすぎたサスペンス映画、という感じがしました。