極貧荘のある東武練馬のサティで見ました。でも、この映画をちゃんと語る資格なし、です。映画を見る前に缶チューハイ2本(350mm&500mm)と生ビール(中)を飲んでいました。場内が暗くなると、そのお酒がじんわり効いてきます。
心配は的中し、上映中、一緒にいった家人に再三起されながらも、<1/5>くらいウトウトしていました。もちろん、映画がつまらないからとか、そういうこととはまるで関係ありません。
なので、できれば、もう一度見たいとおもっています。
そのうえで、感じたことを<1/5>だけいいますと、群集コメディとしては、『ラヂオの時間』や『有頂天ホテル』のように、脇役にいたるまで、出演者が精彩をはなっている、というような気はしませんでした。
『ザ・マジックアワー』のおもしろさは、80%から90%、ひとり佐藤浩市に集中しています。
佐藤浩市が、大胆に、自分のシリアス役のパロディをやってのけています。これが抜群に可笑しい。佐藤浩市の怪演に、何度も笑わせてもらいました。
ぼくは、いまも三谷幸喜監督の最高傑作は『ラヂオの時間』だとおもっていますが、いちいち旧作と比較する必要もなく、『ザ・マジックアワー』も十分楽しめる作品だとおもいます。