1964年、ビートルズの最大のライバルは、ローリング・ストーンズでもビーチボーイズでもなく、このデイブ・クラーク・ファイブでした。
ギター、キーボード、ベース、ドラムスのほかに、メンバーにサックス奏者がいるのが、当時では珍しい編成だった、5人組の英国バンドです。
端正な顔に似合わないマイク・スミス(歌、キーボード)のパワフルなボーカルとデイブ・クラークの強烈なドラムを中心にしたビート・サウンドは、彼らの出身地を名前に冠して、<トトナム・サウンド>というような呼ばれ方をしていました。
デイブ・クラーク・ファイブがビートルズに続いて、「エド・サリバン・ショー」に出演したときも、アメリカの若者は、大変な熱狂ぶりだったとか。
しかし、、、
「ビートルズは、もう古い。いまは、デイブ・クラーク・ファイブだ!」なんて、いわれると、ぼくは腹を立てたものでしたが(笑)。
どういう理由かデイブ・クラーク・ファイブのCDは長らく発売されず、心待ちにしていた時期がありましたが、いまは解禁されて、クルマのなかで、よく聴きます。
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当時一般に見られた映像としては、彼らの初の大ヒット曲「グラッド・オール・オーバー」と、デイブ・クラーク・ファイブ版「ツイスト&シャウト」ともいえる「ドウ・ユー・ラブ・ミー」がありますが、ここでは、別のものをアップしてみます。
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★「Glad All Over」「Bits & Pieces」