デイブ・クラーク・ファイブ。
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20年くらい前かな、むかしビートルズと時を同じくして登場したイギリスのバンドを聴きなおしてみたくなった。
ハニー・カムズ、スインギング・ブルージンズ、スペンサー・デイビス・グループ、アニマルズ、サーチャーズ、ピーター&ゴードン、ビリー・J・クレイマー&ダコタス、ジェリー&ザ・ペイスメーカーズなど。
こういったバンドを集めたCDも出ていて、上記のバンドの代表的な曲はだいたい集めることができた。
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ところが当時ビートルズのライバルバンドと称されていたデイブ・クラーク・ファイブのアルバムが入手できない。初期作品で有名な「グラッド・オール・オーバー」と「ドゥ・ユー・ラブ・ミー」は入手できたが、あとの曲が、さがしてもない。
なんかの雑誌で見たら、リーダーでドラマーのデイブ・クラークが何かの事情で発売を差し止めている、とか書いてあった。事情は忘れてしまった。
つい最近また聴きたくなって、アップル・ミュージックで、「デイブ・クラーク・ファイブ」を検索したら、聴いたことのないタイトルのアルバムがいっぱい並んでいる。一挙に市場に出回ったのか?
『オール・ザ・ヒッツ』という強烈なベスト盤もあるし、映画『五人の週末』のサントラ盤もある。これから、1枚1枚聴きくずしていくのが楽しみだ。
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以前にもこのブログで書いた記憶があるけれど、デイブ・クラーク・ファイブは、映画『五人の週末』という主演映画が1965年に公開されている。わたしも、見にいった。
ビートルズの映画『ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』に感動していたので、この映画も期待して、埼玉から東京まで見にいった。
しかし、ハッキリいってつまらなかった。『ヤア!ヤア!ヤア!』は、ビートルズの4人の個性をきわださせて、わたしたちに教えてくれた。
しかし、『五人の週末』は、リーダーのデイブ・クラークだけが主演で、あとのメンバーはその他大勢扱い。
たのしみな演奏シーンもなかった。売れっ子モデルと肉体労働者である青年の逃避行・・・という筋書きも新鮮さがなかった。
以降、劇場再公開もないし、テレビでやったのを見たことない。忘れ去られてしまった映画といえる。
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それでも1965年の劇場公開から、55年。ひさしぶりに見てみたい。
劇場公開は期待しないけれど、DVD化、もしくは動画配信にならないだろうか。
『五人の週末』のサントラ盤を聴きながら、そんなことをおもった。
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DAVE CLARK FIVE, Wild Weekend
映画『五人の週末』のパンチの効いた主題曲。リード・ヴォーカルは、オルガンのマイク・スミス。
Because [日本語訳付き] デイブ・クラーク・ファイヴ
日本でヒットした「ビコーズ」。ごらんのように口パクです。ヴォーカルは、マイク・スミス。
Because - Julian Lennon
ジュリアン・レノン(ジョン・レノンの息子です)がカバーする「ビコーズ」。プロデュースは、たしかデイブ・クラーク。