かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

文学を読むというのは、文章の行間を読むことではないか、と思いますね(立松和平氏の言葉)


2月16日の早朝、クルマでNHKの「ラジオ深夜便」を聞いていたら、午前4時から亡くなった立松和平さんのインタビューを再放送していた。


独特の優しい朴訥な語り口で、立松さんの話はついつい惹きこまれてしまう。


「ラジオと私」というテーマのなかで、立松和平さんはこう語っていた。


ラジオは文学と同じですね。どちらも、リスナーや読者が想像力で行間や空白を読まなければならないですからね。


行間や空白を読む、という文章の話はむかしからあるので、珍しくも新鮮でもない。ただ、わたしが日常忘れかけていたので、ギクっとする。