フィギュアスケートの羽生結弦(ゆずる)選手の演技を見ていて、そこにかかっていた「パリの散歩道」の演奏者、ゲイリー・ムーアを思い出したひとも多いのではないか・・・羽生選手は、懐かしい1曲を思い出させてくれた。
1980年代のころ、ゲイリー・ムーアのアルバムをよく聴いていた。来日コンサートで、じっさいに「パリの散歩道」を聴いたこともある。美しいギターの音色と旋律は、いつまでも心に残った。
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ゲイリー・ムーアは、1952年4月4日生まれで、亡くなったのが2011年2月6日。まだ58歳だからやっぱり若すぎた。
シン・リジィ、スキット・ロウ・・・というバンドでの活躍もあるが、わたしはソロになってからのほうがなじみ深い。
いちばん好きなアルバムは、ゲイリー・ムーア流の熱いブルースをたっぷり聴ける『スティル・ゴット・ザ・ブルース』(1990年)。
ゲイリー・ムーアが亡くなってから、エリック・クラプトンが最新作『オールド・ソック』(2013年)で、アルバムのタイトル曲「スティル・ゴット・ザ・ブルース」を追悼カヴァーしていたのも、記憶に新しい。
エリック・クラプトンのアルバムのカヴァーでは、間奏の部分を最初はアコスティック・ギターで、二度目はエレクトリック・ギターでプレイしていて、素晴らしかった。
ひさしぶりにゲイリー・ムーアを聴いてみようかとおもう。
●パリの散歩道
●スティル・ゴット・ザ・ブルース
●クラプトン版「スティル・ゴット・ザ・ブルース」。このライブでは、終始一貫アコスティック・ギターで演奏している。