こんなビートルズに関連する映画が公開されているなんて、知らずにいた。きょう(12月9日)何か見たい映画をやってないかな、とタブレットで検索していて発見。時間もまだ間に合う。「角川シネマ有楽町」へ直行する。
「ザ・ビートルズ」の秘書を務めていたフリーダ・ケリーが、ビートルズ解散後50年を経て初めて当時の仕事やメンバーとの交流を語ったドキュメンタリー。
1961年、リバプール。17歳のフリーダはキャバーン・クラブの小さなステージで演奏している4人組と出会い、その音楽に衝撃を受ける。その後も何度もクラブへ通い、ファンとしてバンドメンバーとも親しくなったフリーダは、バンドマネージャーのブライアン・エプスタインから、バンドをマネージメントする会社の秘書に抜擢される。
確実な仕事ぶりと親しみやすさで信頼を獲得していったフリーダは、やがてファンクラブの運営も任されるようになり、想像を超える早さで世界的スターへと成長するビートルズを影から支え、見守っていた。
メンバーはもちろん、その家族からも慕われたフリーダが、ビートルズ解散後沈黙を守っていたのはなぜか、そして50年がたったいま当時を語る決意をしたのはなぜか、その心境や世界的ロックスターと過ごした青春の日々を明らかにする。
(「映画.com」の解説より)
フリーダ・ケリーにとって、ひとりのファンでもあり、そして仕事でもあったビートルズとの11年間の思い出が語られていく。
ファンと仕事というむずかしいバランスを保ちながら、ビートルズを支えていった彼女の誠実さ、可愛らしさに、見ていて心があたたかくなってくる。
フリーダ・ケリーが母親を早くに亡くし、リンゴの母を自分の母のように慕い、いつも家に出入りしていた、なんてエピソードも語られる。