かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

中島哲也監督『渇き。』を見る。


監督は『下妻物語』、『告白』の中島哲也。出演は、役所広司妻夫木聡・・・これは見なくちゃ。おもしろくない、わけがない。


というわけで、前日にネットで、妻と私の二人分を予約。6月28日の初回を、ウニクス南古谷へ見に行く。



この映画『渇き。』、結論からいえば、信じられないくらいつまらなかった。ほんとうにいまでも信じられない。


役所広司は終始どなっているばかりで、妻夫木聡は、飴をなめながらニヤニヤしているだけ。


ひたすら騒々しいだけで、退屈。何が伝えたくて、この映画を作ったのか、疑わしくなる。


下妻物語で見せた巧妙なアニメの挿入は、この映画では目が疲れるだけでしかない。チカチカする映像と残虐な描写に、こちらの気持ちがささくれだってくる。


見れば見るほど不快感が増してきた。途中で見るのをやめ、ロビーで本を読みながら妻を待った。