2月11日、「新宿バルト9」(新宿三丁目)へ松岡錠司監督の『深夜食堂』(12時30分からの回)を見にいく。
原作もドラマも見てないので予備知識なし。
でも、深夜営業(営業時間:12時から朝7時まで)の食堂兼居酒屋が舞台で、店のマスターとそこへ集まるお客さんたちが題材となれば、これはおもしろそうで、ちょっと見たくなる。
ただ、以前見た松岡錠司監督の『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が、泣かせのシーンがあんまりしつこかったので、今度もああいう泣かせ映画になっていたらいやだな、とおもって見るかどうか迷っていた。
結果はどうだろう?
小林薫は、寡黙で渋いマスターでかっこよかったし、好きな女優のひとり多部未華子さんは、可愛かった。スクリーンで見るたび、彼女の大きくて聡明そうな眼に惹かれる。
せっかくの余貴美子さんには、もっとニュアンスの複雑な役をやってほしい、とちょっと不満。彼女のせいではないけれど、この役なら他のひとでもいいような気がして・・・。
期待通りといえば期待通りだし、退屈もしなかったけど、個人的には<腹七分目>くらいの満足度。
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帰りJR新宿駅に向かってぶらぶら歩いていたら、立ち呑みの「かぶら屋」があったので寄ってみる。ここでは黒おでんをよく食べるけれど、その黒おでんがない、というので拍子抜け。焼き物を何本か注文して、酎ハイとホッピーを飲んで帰る。
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