かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

石井岳龍監督『蜜のあわれ』を見る(4月1日)



新宿バルト9」へ、石井岳龍監督、二階堂ふみ主演の『蜜のあわれ』を見にいく。室生犀星の原作を読んでいない。けれど、幻想的な内容は、うまくあたればおもしろいし、主演が二階堂ふみなら期待できそうな気がした。


が、寺山修司監督の『田園に死す」、鈴木清順監督の『ツゴイネルワイゼン』のような、わくわくするような映像の緊張感がない。老作家の大杉蓮が怒鳴ったり泣いたり、あまりに感情を露出するので、気持ちがひいてしまった。


二階堂ふみは健闘しているとおもうけれど、作品全体にしまりがないので、二階堂ふみの演技も浮いてしまっているような気がした。ちょっと残念な作品。


公式サイト↓
http://mitsunoaware.com



帰り、紀伊国屋書店をのぞいて、ヤング・ギターの特集号「ボブ・ディランとギタリスト」を買う。近くの「磯丸水産」へ寄り、この雑誌を眺めながら、ハイボールのストレートを3杯飲んでアパートへ帰る。