6月18日土曜日、イオン板橋で妻と待ち合わせ、黒沢清監督の『グリーピー 偽りの隣人』を見る。
前半は、引っ越し先の隣人が変わっていて、若い夫婦(西島秀俊、竹内結子)は戸惑う。不気味な隣人を演じる香川照之が怖い。このへんは、おもしろい。どうなっていくのかハラハラ見ていく。
でも、中盤から、こういうサスペンスなありがちな「なんだかなあ?」が増えてくる。その隣人の住む家を刑事が訪ねていって、変死する。となれば、次に訪ねていく刑事は、用心のために複数で乗り込むのがごく初歩的な知恵ではないか、とおもう。なのに、笹野高史演じるベテラン刑事はまたひとりで隣家にはいってまたもや犯人の毒牙にかかってしまう。ありえない。このあたりから白けてしまって、あとはストーリーの進行を追うだけ。
サスペンスやミステリーは、観客を怖がらせるために、怪しい場所へひとりで乗り込む、というシーンをよく見せる。それが必然の場合は少なくて、白けることが多い。この映画も、それからはどうでもよくなった。
『グリーピー 偽りの隣人』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=l-3Nz6R6e_0
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映画館のある5階の回転寿司で昼飯を食べて、川越へ向かう。