かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

石井裕也監督、尾野真千子主演『茜色に焼かれる』を見る(6月6日)。

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6月6日(日)。天気、忘れた(笑)。




きのう、鶴ヶ島の居酒屋で「生ビール、黒ホッピー・セット(+焼酎お替り)✖️2、生ビール」を飲んで、家へ帰ってからも、妻に止められながら、また飲んだ。朝起きて、からだがダルい。




午前中、家のなかで得意のゴロゴロ時間を過ごす。


家のなかのゴロゴロ時間に飽きた妻が「なんか、おもしろそうな映画やってない?」というので、近くの映画館でやっている映画を調べたが、とくに見たいのがない。


少し遠い(クルマで1時間強)「鴻巣シネマ」でやっている石井裕也監督尾野真千子主演『茜色に焼かれる』がおもしろそうだ。


妻も予告編を見て「見にいこうか」といったが、鴻巣までいかなければならない。上映開始が18時20分と夜飲みの時間にかかってしまうのも気にいらない。迷いに迷う(笑)。


「行こうか」(妻)


「めんどくさい」(わたし)


「おもしろそうだよ」(妻)


「お酒タイムが遅くなるし」(わし)


と、だらだら決断ができずにいたが、今家を出ればなんとかギリギリ間に合う、という時間になって、いくことに急遽決定。


鴻巣シネマ」は、2度目なので、迷わずに到着した。






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7年前、ブレーキとアクセルをまちがえた高齢者(裕福な老人)のクルマに、夫(オダギリ・ジョー)を轢かれて亡くした良子(尾野真千子)は、ろくに謝罪もしない相手の家族に怒りをおぼえ、賠償金の受けとりを拒否した。


今、中学生の息子と、施設に入っている義父の面倒もみている(お金を送金している)良子は、昼間は花屋、夜は風俗店で働いている。生活が楽であるはずがない。




夫を轢いた高齢者の家族に不満を感じたとしても、母ひとりで息子を育てていく先々を考えれば、怒りは怒りとして、賠償金はもらうべきではなかったか。


話の要の部分が、わたしには理解できなかった。




石井裕也監督が、詩を原作にして映画化した夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017年)を見て、出演している石橋静河池松壮亮に注目するようになったので、最新作としての期待もあった。主演は尾野真千子だし(しつこい!)。







映画館のあるビルのお店は、時短営業のためか、全部閉まっていて、エスカレーターもとまっていた。エレベーターと階段をつかって、駐車場へもどる。


鴻巣から川越までの帰り道は、すいていた。わたしはコンビニで酎ハイのロング缶を買って、渇ききった喉を癒した。