「あなたを一番に考える東京へ」（足立区から立候補の元劇団員・末武あすなろさん）。

f:id:beatle001:20210703072341j:plain

「あなたは〇〇さんより試験の点数が高いか？」
「あなたは会社で先輩・同僚より仕事ができるか？」
「あなたは人生で誰かの役に立っているか？」

そんな、人間を生産性ではかろうとする考えに反対し、「あなたは生きているだけで価値がある」というのが「れいわ新選組」の理念。

以前、山本太郎代表が、街宣に集まった聴衆のひとりから「子供達や若者に自殺が多い。山本さんは教育について何が足りないとおもうか？」という質問を受けた。

「自己肯定感かな。自分には価値がある。同じように友達にも価値がある。そういうそれぞれのちがいを大切にするような考え、そこからスタートしないと」

「高校生や大学生には、ブラックなバイトやブラックな企業のあることを教える。そういうところは、人間性を全否定するようなことをいうから。彼らがそれを知らないことで自信を喪失したり、傷ついたりしないように。いまの学校は、泳ぎ方を教えないで海へほうりなげてしまうようなところがある。中卒のわたしが何をえらそうに、っておもうかもしれませんが（笑）」

言葉を忠実に再現してないですけど、とっさにそういう答えが出てきて、わたしは「すごいな」とおもいました。最後はユーモアでゆるっと相手に届くようにまとめるのも凡庸なものにはとてもマネできない。

★

足立区から都議選に立候補している末武あすなろさんには、こういう「ひとを生産性ではからない」、「自分らしく生きればいい」‥‥という「れいわ新選組」創立の理念に深く共感されているような印象をわたしはもっています。

不正な権力の行使、不条理な社会構造への怒りも山本太郎代表と共通するものがある。それだから、早くから「れいわ新選組」にボランティアとして参加したのではなかったか。

末武あすなろさんは、ご自身のサイトで、都議会議員選挙に立候補するまでの経緯を次のように説明している。

「拡がる格差と世の中の不条理、
ここ東京から変えていきたい」

私は高校を卒業してすぐ劇団に入り、全国各地の舞台で公演をしてきました。
安いながらも給料がもらえて、休みもあり、表現をすることにだけ集中できる仕事でした。

自分が恵まれた環境にいたことに気づいたのが28歳の時。
劇団を離れ、東京暮らしを始めてからでした。

毎月、家賃を払うのもギリギリ。貯金もなし、好きな物を買うこともできない。
夢を追いかけるどころか、今月を生きるために働く、という現実を知りました。
やりたいことや好きなことをやって過ごしてきた私にとって、自分の人生を切り売りして、生活のために仕事に追われる社会は、とにかく窮屈でした。

性別や年齢などを理由に処遇が変わり、
格差が拡がる原因と直面しました。

世の中に対して、もやもやとした気持ちで生活を続ける中、
うるま市で米軍関係者による強姦殺人事件が起きたことをニュースで知り、
これまでにない感情を覚え、
「被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」に参加するため沖縄に向かったのが私の政治活動の始まりです。

米軍の問題は、
ここ東京にも存在します。

米国本土で許されてない低空飛行訓練が、日本では当たり前のように行われ、
米軍による事故や事件が起きても日本政府は調査や立件など一切できません。

東京の空をコントロールしているのも米軍です。
1都9県に及ぶ広域な空は、米軍が管制権を握っています。

政治に対して違和感を覚えてからは、
国会前のデモや集会にも、数多く足を運んできましたが、
疑問を持つことや声を上げることは重要である一方で、
市民が主体的に政治の中に入っていかなければ、
社会構造の歪みや異常さを根本的に解決できない、
と強く感じました。

まずは地方の政治から変えよう。
私は東京から、と決心しました。

https://reiwa-shinsengumi.com/asunarosuetake/