
映画『ちょっと思い出しただけ』。
2月16日(水)。
「イオンシネマ板橋」へ、松居大悟脚本・監督『ちょっと思い出しただけ』を見にいく。
12時55分上映まで、「コメダ珈琲店」で、コーヒーとトーストの軽い昼食。1時間30分ほどタブレットで本を読む。
読んだのは、『文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒』から「サラサーテの盤」。
「サラサーテの盤」については、先に記事を書いてしまった。
https://beatle001.hatenablog.com/entry/20220222/1645503028
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怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉を軸に、様々な登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生の機微を、繊細かつユーモラスに描く。
(「映画.com」より)
https://eiga.com/movie/95695/
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「怪我でダンサーを諦めた照生」を池松壮亮、「タクシードライバーの葉(よう)」を伊藤沙莉が演じる。
現在の生活のなかに生じるエアポケットのような時間。そんなときに、不意に湧き出る愛しい過去の日々。懐かしいひとの笑顔。
いっしょにいるだけであんなに楽しかったのに、それは永遠に続くとおもっていたのに・・・今は別々の人生をあゆんでいる。
『ちょっと思い出しただけ』は、そんなロマンティックで、あったかくて、切ない映画。
この作品は会話がとても新鮮。聴いているのが心地よい。池松壮亮と伊藤沙莉という旬な俳優が、今そこにいるような生きたセリフを応酬する。
過去へさかのぼる時間系列がわたしにはわかりにくくて、いま彼らがどこの時間帯のなかにいるのか時々見失ったりしたが、全体にはおもしろかった。
観客は映画を見たあと、自分の、どこかで失ってしまった懐かしい過去を想い出したのではないか。
伊藤沙莉は、どんどん演じる役が広がっていく。そしてきれいになっていく。
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アパートへもどって1時間ほど昼寝。午後5時を過ぎてから最近ときどき行くようになった居酒屋へ足を向ける。
ホッピーやマッコリを飲みながら、内田百閒の短編集を読む。