山本太郎代表は突然話をふるので、大石あきこ議員は油断ができない。
6月4日(土)、晴れ。
(続き)
長谷川ういこさんの次は、全国比例から出馬する在日コリアン、キム・テオンさん(日本国籍。東洋大学の先生)。
キム・テオンさん。
小さなころから、外国人への差別と偏見に苦しんできた。修学旅行へ行くお金がなくて、隣の家におかあさんが3度頭を下げて借りてきた。
知人から、食べるものがなくて、自分の爪をかじって飢えをしのいだひとの話をきいた。そのひとはいまも爪がない。
「ダイバーシティ(多様性尊重)の社会へ! 多文化共生の社会へ!」を訴える。
次が大島九州男(おおしま・くすお)元民主党参議院議員(比例代表)。政界を引退するつもりでいたが、山本太郎代表に声をかけられて、前回の衆議院選挙かられいわ新選組で出馬している。
曰く「自民・公明・維新・立憲は政党名はちがっても根っこは同じ」。
みんな支持組織に支えられている。
自民が大企業の奉仕者なら、立憲民主は大企業のエリート労働者たちの組織「連合」の顔色を伺う。その根っこは同じ。
「れいわはちがう。ひとりひとりが支持者を横に広げる、唯一の市民政党です」
大島九州男さんは、バラバラに登場した各地の「若者勝手連」、「れいわチーム@〇〇(地名)」と全国のボランティアの間を駆け回り、一緒に活動し、お金がなくてもできる選挙作戦をアドバイスし、みんなが横につながることに力を注いだ。
お金が慢性的に足りない貧乏政党には、「勝手連」や「れいわチーム〇〇」や「全国のボランティア」は宝物だ。
「この国のオーナーは、みなさん」と訴える。「12年国会にいたけど、こんな熱心にボランティアに支えられた政党なんてみたことない」
わたしはメモをとってないので、順番を記憶で書いていますが、つじ恵(全国比例)さんが抜けていたようです。すいません、他意はないです。
つじ恵さん。
つじ恵さん(弁護士さん)は、ロシア対ウクライナの戦争を、一方的にウクライナ支持で全会一致しようとした国会を否定。れいわ新選組だけが、それに加わらなかった意義を強調する。
ロシアは悪い、ウクライナは正しい、そういう姿勢では停戦にならない。NATOにはいっていない日本こそ停戦の要になることもできるのに、大政翼賛会のように、全員一致(れいわを除いて)でロシア制裁を支持してしまった。
(さらに、日本にいるロシア大使を追い出して、自分のほうから対話の糸口を閉ざしてしまった。現政府は、まったくやることなすことチグハグ=わたしの補足)
軍備増強へ向かう政府。戦争はどう理由をつけても「大量の人殺し」。しかも戦いに駆られるのは上層階級ではなく、わたしたち一般市民だ。絶対に避けなくてはならない・・・。
政権交代をめざし、上級国民のためではない、わたしたち国民のための政治を、力をあわせて実現しましょう。
立候補予定者の最後は、高井たかし幹事長(全国比例)。高井幹事長は、これからのれいわ新選組のめざすところを語る。
高井たかし幹事長。
参議院選挙がホップ、来年の統一地方選がステップ、3年後の衆議院選がジャンプ。
この3段階で、れいわを飛躍させ、政権交代に近いところまで力をつけたい。与党と闘うために野党をまとめられるリーダーは山本太郎しかいない。そして、他党議員のなかにも、隠れ山本太郎ファンがたくさんいる。
れいわ新選組が力をつけていけば、そういうひとたちが集まってくる。そうなって政権交代は、現実味を帯びてくる、と幹事長としての抱負を語った。
大石あきこ議員がマイクを握る。
駅から足早に後ろを通り過ぎていく政治に無関心(もしくは急いで立ち止まる時間がないひとたち)に、ちょっとのあいだ足をとめてわたしたちの主張を聴いてください、時間のない方はチラシだけでも持って帰ってください、と呼びかけた。
大石あきこ議員。
大石あきこ議員の新刊が出ます(6月15日、現在予約受付中)。
ここでまた、山本太郎代表・大石あきこ議員、くしぶち万里議員=「お笑いトリオ」のコント(?)があり、そのあとで、短い時間だけれど、参加者の質問に山本太郎が答える「質疑応答」の時間があって、4時間を超える「総決起しまくり大会」は終わった。
お笑いトリオの場面。
あちこちで登壇者との記念撮影をやっている。
参加者と登壇者の記念写真。
キム・テオンさんとよだかれんさん。
わたしもそれを見ながら、選挙用のハガキをもらい、少しだけれど寄付をおさめ、駅の中へ向かった。
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エンディングはやっぱり山本太郎、大石あきこ、くしぶち万里の「コント?」で締めます(笑)。
8分36秒。後半のトリオ登場は、3分50秒くらいから。
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