映画『遠いところ』(感動!)。
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7月15日㈯。
「TOHOシネマズ池袋」で、千原徹也監督の『アイスクリーム・フィーバー』を見る。
芥川賞作家・川上未映子の短編小説「アイスクリーム熱」を原案に、世代の異なる4人の女性の思いが交錯する姿をつづったラブストーリー。
(「映画.com」から)
2週間くらい前に見た映画だが、ほとんど記憶に残っていない。
映画のあと、居酒屋「青龍」で飲む。
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7月19日㈬。
「シネ・リーブル池袋」へ、工藤将亮(くどう・まさあき)監督の『遠いところ』を見にいく。
沖縄県のコザで幼い息子を抱えて暮らす17歳の女性が、社会の過酷な現実に直面する姿を描いたドラマ。
(「映画.com」から)
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キャバクラで働く17歳の少女、アオイ。幼い子供がひとりいる。夫は仕事をやめてしまい、次の仕事を探す気配もない。
アオイが働いてくれるようたのむと、暴力をふるうようになる。
さらに、アオイが働いているキャバクラにガサ入れがはいり、アオイも職を失う。
夫が「あり金」もって逃げた。当座の生活費もなくなる。
アオイは、実家へ子供をあずけ、職を探す。
売春だけが、残された稼げる仕事だった。毎晩、見知らぬ男に身体中を触られ、気持ちが悪くてしかたがないが、食っていくためには我慢するしかない。
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未成年の少女が、貧困に追い込まれ生きていく厳しさを、正邪の判断や倫理観をはさまずに、丁寧に描いていく。
主演の花瀬琴音、と、ベタつかない距離感で友達を演じた石田夢実もよかった。
わたしのなかの傑作の1本になる。
ケン・ローチ監督の、イギリスの貧困問題を鋭く描いた『家族を想うとき』(2019年)の痛い感動を思い出した。
見るキッカケを与えてくれたのは、「映画貧乏日記」を主催するcinemakingさんの意を尽くした映画評。
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大満足して、エレベーターで地上に降り、安い居酒屋「一軒目酒場」へ寄る。