- 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」
西村賢太氏を、毎日新聞夕刊では、現代の「破滅型私小説作家」と紹介していました。これが西村氏の、はじめての単行本らしいです。
東京出身。中学校を卒業後、港湾労働者、トラック助手、ガードマンなど……肉体労働で生活の基盤を支えながら、文学(ごくごく一部の作家)にこだわってきた(記事のおおまかな概略)、というプロフィールにも惹かれます。
好きな作家については、その作品だけでなく、日記や断片まで、すべて読みこなす、ということです。本小説で描かれる対象は「藤澤清造」(わたしは、この作家を知りません)。
■関連して読みたい作家
葛西善蔵以外、読んだことがありません。順次読書の予定にいれていきます。ぼくの関心がそれまで長く続いていけば……ということなんですが。