かぶとむし日記

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ギャレス・エドワーズ監督『モンスターズ/地球外生命体』(2011年)


モンスターズ / 地球外生命体 [DVD]

モンスターズ / 地球外生命体 [DVD]




カンヌ国際映画祭で上映された途端世界中で話題となり、タランティーノピーター・ジャクソンリドリー・スコットらが絶賛したという本作は、地球外生命体の増殖による被害が甚大なメキシコを舞台に、“モンスター”と人間の死闘を描くパニック・ムービー。


監督は主にTVドキュメンタリーのVFXスタッフとして活躍していた新星ギャレス・エドワーズ。本作のほとんどの視覚効果は、自宅の地下室をスタジオ代わりにして完成させたのだという。


総製作費は約130万円という超低予算で迫力の怪獣映画を作り上げたことは驚きだ。エドワーズ監督は新しいハリウッド版『ゴジラ』の監督に大抜擢され、一躍時の人として注目されている。


(「goo映画」の解説より、読みやすいように改行)



低予算映画の話題作・・・というDVDの表紙の解説を読みレンタルしてみる。


この作品は、モンスターと人間との闘いを見せる映画ではなく、危険地帯を渡っていく、若い男女の<道行き>を描く恋愛映画で、パニック・ムービーを期待すると、ものたりない。


しかし、男と女の心の動きをていねいに描いていて、SF映画にありがちな類型的な人間描写でないところが、おもしろかった。