かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

マイ・ブーム!〜エルヴィス・プレスリー


エルヴィスは、ビートルズより早く聴いているので、いまさらその魅力に気がついた、というわけではないけれど、このところなにかにつけてエルヴィスを聴くことが多い。


ひとつの要因としては、ラジオ日本でビリー諸川がDJをつとめる「THIS IS ELVIS」という番組(現在月曜日24:30〜25:00に放送)の熱っぽさに影響されているかもしれない。


この番組のファン濃度は半端ではない。エルヴィスがピアノを弾きながら歌った曲の特集、ギター弾き語りの特集など・・・毎回独自の視点でエルヴィスにスポットをあてていく。毎週楽しみに聴いているが、残念なのは30分という時間の短さ。あっというまに、終わってしまう。1時間番組にならないかな、といつもおもって聴いている。



このゴールデン・ウィークに、『ELVIS '56』と、ひさしぶりに『エルヴィス・オン・ステージ』を見た。


『ELVIS '56』は、エルヴィスの人気が一気に沸騰した1956年にテーマをしぼり、映像と静止画で、若き日のエルヴィスの魅力を紹介している。この年、エルヴィスは21歳。


1956年・・・ジョン・レノンは(1940年生まれ)は16歳。ボブ・ディラン(1941年生まれ)は15歳。ミック・ジャガーキース・リチャーズ(1943年生まれ)は13歳。ジミー・ペイジ(1944年生まれ)は12歳。エリック・クラプトン(1945年生まれ)は11歳。つまり、そういう年に、エルヴィスのロックンロールは爆発したのだ。


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『エルヴィス・オン・ステージ』は、1970年の「キング・オブ・ロックンロール」の復活ライブ! 円熟したエルヴィスのステージが楽しめる70年代の代表的なライブ映画だ。


エルヴィス・オン・ステージ スペシャル・エディション [DVD]

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72年の劇場公開されたときも見にいっているが、「キング・オブ・ロックンロール」の復活をたのしみながら、一方でロック・コンサートというよりは、お金持ちの集まったディナー・ショーといった内容に不満も感じた。


今回はそういう細々とした背景をぬきにして、70年代のエルヴィスの豊かで深いヴォーカルを堪能。






それから『アロハ・フロム・ハワイ・レガシー・エディション』という2枚組のライブCDが発売されたので入手。



アマゾンの「内容紹介」をあげておこう。

●1973年1月14日、ホノルルのインターナショナル・センターで行われた伝説のコンサート。当時は報道番組のみ使用が可能であった人口衛星を使い、世界36ヵ国に衛星生中継され、15億人が観たと言われている。日本では19時というゴールデン・タイムに放送され、視聴率37.8%という驚異的な数字を記録。このライヴの模様を収めたアルバムはコンサート終了後、わずか1週間後に発売され、全米アルバム・チャート1位を記録し、初のゴールド・レコードを獲得。日本でもTOP5入りする大ヒットを記録した。


●40周年を記念したレガシー・エディションはDisc-1は『アロハ・フロム・ハワイ』の最新リマスター盤。Disc-2は1988年にリリースされた公演前々日のリハーサルの模様を収録した『エルヴィス・アロハ・リハーサル・ショウ』を再ミックス/リマスターの上、収録。さらにDisc-2には5曲のボーナス・トラックを収録。ショーの直後に追加で録音した音源でアメリカで放送する90分番組(アメリカのみ後日録画で放送された)の為に行われたもの。豪華カラー・ブックレットにはレアフォト満載&最新ライナーを収録。


この輸入盤を買って聴いているが、これまでのエルヴィスの代表曲は意外にさらっと歌っていて、むしろ他人のカバー曲を熱唱している。


いまさらだけど、エルヴィスの声の良さは、格別。どんなカバー曲も、エルヴィスに歌われると新しい輝きを放って聴こえる。