かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

矢口史靖監督『WOOD JOB!(ウッジョブ)ー神去なあなあ日常ー』を見る(5月25日

神去なあなあ日常とは編集

池袋HUMAXシネマズで、9時45から『WOOD JOB!(ウッジョブ) ー神去なあなあ日常ー』を見る。以前予告編を見たときは、見たいという気持ちが起こらなかったが、ラジオに監督自身出演したり、またそれとは違う番組で、この映画を見た感想を聞いたりしているうちに、急に見たくなって、川越の家へ帰る前に見にいく。



内容は、大学受験に失敗した都会の青年が、パンフレットの長澤まさみの写真に惹かれ、しばしば戸惑いながらも、1年間の林業研修プログラムを体験していく、というもの。


林業の、出演者の板についた仕事ぶりがリアルで、厚みがある。高い木の上から作業の途中で眺める、山々の美しい景色も映画のみどころのひとつ。


コメディらしく、しっかり笑えるシーンも、たくさんあった。


三浦しをんの小説は、どれも登場人物の職業を綿密に描くけれど、この映画も、それを映像でしっかり継承している。


役者を10年も20年も林業に携わっていたような手馴れた作業をさせる演出に、びっくり。


豊穣な日本映画の1本。満足して映画館を出る。


近くに新しくできたばかりの(店の前に開店風景でよく見る花などが飾ってあった)「磯丸水産」があったので、マグロ丼を食べながら、ハイボールを3杯飲んで、川越の家へ向かう。