隣駅の下赤塚駅で下車。松月院まで20分ほど、歩く。松月院は、三遊亭円朝の「怪談乳房榎(かいだん・ちぶさのえのき)」の最終場面に登場してくる。松月院の榎から出る白い汁が、乳の出ないお母さんやお母さんのいない子どもに、乳の役割を果たしたので、近郷からたくさんのひとがここへやってきた、というのが「怪談乳房榎」の物語後半に出てくるけど、それが事実かどうかはわからない。松月院には、「怪談乳房榎」の石碑が立っている。
- 作者: 三遊亭円朝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/08
- メディア: 文庫
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松月院から坂を下り、植物園を少し歩いて、その先の板橋区立美術館で、「江戸の襖絵展」を見る(無料)。この美術館は、高踏的ではなくて、遊び感覚があり、説明書きを読んでいて、にんまり笑ってしまったりする。
郷土資料館までぶらぶら歩いてみるが、この周辺は、ひと休みできるちょっとした茶店のようなものがないのが残念。
また20分ほど、下赤塚駅まで歩く。
下赤塚駅前の立飲み「ダイナマイト酒場」で喉を潤す。お店のご主人も感じがいいので、またここへきたら寄ろう、とおもう。