かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

下赤塚の松月院へ散歩(9月23日)


隣駅の下赤塚駅で下車。松月院まで20分ほど、歩く。松月院は、三遊亭円朝の「怪談乳房榎(かいだん・ちぶさのえのき)」の最終場面に登場してくる。松月院の榎から出る白い汁が、乳の出ないお母さんやお母さんのいない子どもに、乳の役割を果たしたので、近郷からたくさんのひとがここへやってきた、というのが「怪談乳房榎」の物語後半に出てくるけど、それが事実かどうかはわからない。松月院には、「怪談乳房榎」の石碑が立っている。


怪談牡丹灯篭 怪談乳房榎 (ちくま文庫)

怪談牡丹灯篭 怪談乳房榎 (ちくま文庫)


松月院から坂を下り、植物園を少し歩いて、その先の板橋区立美術館で、「江戸の襖絵展」を見る(無料)。この美術館は、高踏的ではなくて、遊び感覚があり、説明書きを読んでいて、にんまり笑ってしまったりする。


郷土資料館までぶらぶら歩いてみるが、この周辺は、ひと休みできるちょっとした茶店のようなものがないのが残念。


また20分ほど、下赤塚駅まで歩く。


下赤塚駅前の立飲み「ダイナマイト酒場」で喉を潤す。お店のご主人も感じがいいので、またここへきたら寄ろう、とおもう。