かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

「大阪都構想」反対派の勝利と、ボランティアで「れいわ新選組」を支えた「やはた愛」さんが、大阪1区から立候補。

f:id:beatle001:20201106071205j:plain
「れいわ新選組」大阪1区から立候補予定者の「やはた愛」さん。




大阪都構想の逆転劇は、感動的だった。


もし、維新の大阪都構想が賛成多数で勝っていたら、勝利に乗じて、東の菅政権西の大阪維新で手を組み、弱者切り捨ての「新自由主義がさらに加速するのではないか、という不安があった。


賛成派優勢から、反対派多数の風向きを変えたのは、連日大阪で街宣し、ついには1日5箇所、6箇所を回り、さらには商店街へチラシを配って歩いた「れいわ新選組山本太郎代表とそれを支えたボランティアではないか、とおもっている。


松井一郎大阪市長は、敗戦をこう分析している。

前回より投票率が下がったこと、若い層の8割くらい、賛成かと思っていたが、そうではなかった。想定外の数字だった。山本太郎はまったく影響ないと思っていたのに、やられてしまった。最後の演説で賛成票5~6千票くらいが逃げた。逆にアテにしていた公明党が頼りにならんかった。ぜんぜんあかん。痛かったわ。



news.yahoo.co.jp


わたしは、山本太郎代表の「あかん! 都構想」の街宣をYouTubeで追いかけた。はじめは昼・夜の2回だったのが、投票日が近づくにつれて、だんだん1回の街宣時間を短くして、1日5回から6回へ増えていった。獅子奮迅、というあまりふだん使わない言葉が頭に浮かんでくる。


街宣場所の設営は、A班とB班にわかれ、交互にひとつの街宣が終了すると、また次へ回って新たに設営する。これで設営のためのロス時間がなくなった。


その2カ所を山本太郎代表は駆け回って、「大阪都構想」のどこがダメなのか、データを細かくスクリーンに映して訴えた。


予告をしないゲリラ街宣。


ステージの設営中は通行中のひとが通るだけで、だれも気にとめない。それが、山本太郎代表が仮設ステージに立って「大阪都構想」の「無茶苦茶」ぶりを訴えると、どんどんひとが増えてくる。足をとめて耳を傾ける。


2週間、山本太郎代表のあとにつき、ボランティア活動で応援していた「やはた愛」さんは、その集客力のすごさを目のあたりにして、感動していた。



「やはた愛」さんは、「コードレスでいこか」というネット番組にレギュラーで出ている。


「コードレスでいこか」は、竹内義和氏と八幡愛(番組では本名で出ている)の対談形式で、放送コードを恐れず、「政治からエンターテイメント」まで、自由にものをいっていこうという大阪発の長寿番組(YouTubeで無料で見られる)。




www.youtube.com




わたしは「れいわ新選組」が立ち上がるずっと前から、この番組のファンだった。テレビが政権の支配下に置かれて骨抜き報道になってから、「萎縮も自粛もしない」この番組が好きになった。


関西弁で交わされるふたりの掛け合いがおもしろく、アベ政権の悪政の数々を容赦なく叩いていく痛快さに、毎週欠かさず見るヘビー・リスナーになってしまった(笑)。



八幡愛(やはた愛)さんが、「れいわ新選組に親和感をもっていることは感じられたが、ひとつの政党を応援する番組ではないので、それをとくにアピールすることはなかった。


それが、今年10月になって、大阪都構想の反対を訴える「れいわ新選組のボランティアをしていることを話しはじめた。


大阪にホテルを借りて、そこからボランティアと仕事にいっている、というので、すごい熱意だな、とおもった。でも、彼女には、好きなものには全身全霊でぶつかっていく、という一直線の行動力がもともとあると感じていたので、ふしぎにはおもわなかった。


芸能界の底で苦労してきたわりには、率直で明るかった。正邪をかぎわける本能が鋭くて、好き嫌いがはっきりしている。そして、お酒が大好き(笑)。


11月3日、新しい衆議院立候補者の紹介がある、と「れいわ新選組のHPにあったので、YouTubeのライブで見ていたら、最後になって、八幡愛こと「やはた愛」さんがはじめてステージでマイクを持って立候補の挨拶をした。表情は緊張している気がしたが、それは当たり前ですよね。


山本太郎代表には、もっと前に声をかけられていたが、決断がつかず(当然!)、でもボランティアで山本太郎代表のあとを追っているうちに、「れいわ新選組のみなさんとやっていきたい、と決断したという。


以上、後半は「コードレスでいこか」での「やはた愛」さんの話から。




『勝手にれいわ推しNEWS(2020.11.3)』衆議院大阪第1区候補予定者に「やはた愛さん」決定!