ジョージ・ハリスンの曲は、アコスティック・サウンドで演奏したらきれいだろうなあ、とおもう曲がたくさんあります。
『ビートルズ・アンソロジー』で、ジョージがひとりアコスティック・ギターで弾く「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」もよかったですね。
ソロの作品では、テレビに出演したジョージが「オール・シングル・マスト・パス」を弾き語りする映像もあります。これも、じつにいいですね。脇にいるラビ・シャンカールが目を細めて愛弟子のジョージを見ている……。
いまとなっては、かなうことのない夢ですが、ジョージの「アンプラグト・ライヴ」などという企画があったら、どんなに素晴らしかったか、とおもいますし、もし次にジョージが本格的なライヴをやったら、ぜひ「アコースティック・コーナー」を設けてほしかったな、とおもいます。
★
これは1976年、ポール・サイモンの司会するテレビ番組にジョージがゲスト出演して演奏した、貴重な2曲です。二人は、もう長く一緒にやってきたかのように、ぴったり息があっていました。はじめて映像を見る方は、ジョージの潤いのある素晴らしいヴォーカルに新鮮な感動を覚えるのではないか、とおもいます。
○「ヒア・カムズ・ザ・サン」
○「早く家に帰りたい」