ひとつひとつ感想を書く時間がないので、見たことだけ簡単に記録しておきます。
■吉田恵輔監督『机のなかみ』(2006年)
家庭教師は、勉強の指導を依頼された、相手の女子高生に恋をしてしまう。勉強がはじまったその日から、家庭教師のあやしい妄想がはじまる・・・。
少しだけエロティックなラブ・コメディ。
登場する人物がみんなちょっとずつ変。この映画がコメディとしておもしろいのは、登場人物の奇妙な性格によるところが大きい。
家庭教師の<ちょっと変>は、わかりやすいが、その同棲相手の女性も、彼が恋した教え子の女子高生も、その父親も、女子高生の友だちも、全員奇妙にズレて生きている。
どこがどうともいえないし、人に薦められる映画かどうかわからないが、ぼくにはおもしろかった。
いうまでもなく、まともな人間なんていないもので、ちょっと一皮奥を剥くと、みんな少しずつおかしなクセを持っている、ということか。