かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『ラブレス』を見る(4月14日)。


4月14日、土曜日。どんよりと空が暗く、いつ雨が降り出すかわからないような天気。「新宿バルト9」へ、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督の『ラブレス』を見にいく。


『ラブレス』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=O4hWzIgNpoo

(略)失踪した息子の行方を追う身勝手な両親の姿を美しくも冷ややかな映像で描き、2017年・第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したサスペンスドラマ。


一流企業で働くボリスと美容院を経営するイニヤの夫婦。離婚協議中の2人にはすでにそれぞれ別々のパートナーがおり、新たな生活のため一刻も早く縁を切りたいと考えていた。2人には12歳の息子アレクセイがいたが、どちらも新生活に息子を必要としておらず、ある日激しい罵り合いの中で息子を押し付け合ってしまう。その翌朝、学校に行ったはずの息子がそのまま行方不明になり、彼らは必死でその行方を捜すが……。


(「映画.com」から)
http://eiga.com/movie/88311/


ロシア・フランス・ドイツ・ベルギー合作映画。


夫婦の間がこじれるとこんなふうに、どんな会話にもトゲがささってくるのか、とおもうようなリアルな夫婦喧嘩の描写が続く。とくに、女性のほうが感情が激しく、いっときも夫といっしょにいたくない、というような様子。見応えがある。


後半は、行方不明になった子供の捜索。子供はどこにいるのか、生きているのか、死んでしまったのか、サスペンス的な興味でひっぱられる。この監督の他の作品も見たくなった。



映画館を出ても、まだ雨は降り出してなかった。新宿で一杯飲んでから帰ろうか、とおもっていたが、雨が降る前に川越へたどりつこうと、そのまま電車へ乗る。