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6月11日㈰。デヴィッド・バーナード監督『エリック・クラプトン アクロス24ナイツ』を「ウニクス南古谷』へ見にいく。上映は、1日1回、11時10分からのみ。妻の運転で出かける。
少し前にも、このライヴ映画に触れたので、簡単な感想のみ。
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とにかく映画館のスクリーンを前列で(今回は3列目)見るのは、映像もサウンドも最高の迫力で、気持ちいいったらない。生のライブでは、人混みのなかにはいったり、会場を出るのに長い列ができたり(「東京ドーム」や「日本武道館」はとくに)、前回のクラプトンのように突然雨が降ったり、めんどうなことも多いが、映画館はラクチンで見られる。
「4人の編成バンド」、「13人の編成バンド」、「オーケストラとの共演」、「ブルース・ミュージシャンとの共演」といくつかのパートに分かれているが、映画ではこれをシャッフルして、まぜこぜで編集している。
しかし、どこを切り取ってもエリック・クラプトンの演奏は凄まじい。
個人的には、少人数バンドが好きなので、このなかでは「4人の編成バンド」がいちばんいいが、このころのエリック・クラプトンは、いろいろなバンド・スタイルに挑戦したかったのだろう、と思う。
ベースのネーザン・イーストは、どの編成にも登場する。クラプトン・バンドの準レギュラー・ミュージシャン。
「4人編成」のときには、フィル・コリンズがドラムを担当している。フィル・コリンズの姿を見るのは、久しぶり。何年か前に、引退を発表していた記事を読んだような気がするが、本当なのだろうか。
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フィル・コリンズは、ビートルズを聴いて、ミュージシャンをめざしたひとり。
ビートルズの最初の映画『ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』(1964年公開)に、エキストラで出演している。
最盛期のフィル・コリンズは、特徴的なドラム・サウンドでアルバムをプロデュースした。
エリック・クラプトンでは、1986年発表の『オーガスト』で、プロデュースとドラムを担当している。当時、ドッタン・バッタンと重厚に響くフィル・コリンズのドラム・サウンドを、あちこちで聴けた。
ジェネシスのライブを日本武道館で見たことがある。このころのジェネシスは、ピーター・ガブリエルがバンドを去り、代わりにフィル・コリンズが参加していたが、ドラムに歌に、完全にバンドの顔になっていた。好き嫌いはともかく、生ドラムとシンセ・ドラムをまぜあわせた華麗なドラミングには、耳と目を奪われた。
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「レイラ」や「ワンダフル・トゥナイト」は、オーケストラ・パートで演奏。
「13人編成」では、何を演奏したろうか? 「ティアリング・アス・パート」がそうだったかな。
まぜこぜに編集されているので、記憶力の悪いわたしには、憶えきれない。
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「ブルースの夜」は、アルバート・コリンズとバディ・ガイが1曲ずつソロ・パートを選択されている。
バックには、ロバート・クレイやデレック・トラックスの姿も見えたが、ソロで演奏するシーンはなかった。
バディ・ガイはローリング・ストーンズのライブにゲスト参加したときもそうだが、きちんと演奏するよりも、ギターを爪弾きながら観客に語りかけるシーンが長い。わたしは、しっかり1曲演奏しくればいいのに、とおもうが…。
途中バックで大勢のひとりとして演奏しているエリック・クラプトンに、バディ・ガイが「エリックこっちへ来てくれ」と呼びかける。エリックがやってきた。
バディ・ガイがギターで1小節弾くと、それに呼応するようにエリックが1小節弾く。ギターとギターの会話になっている。
これはたのしかった。
エリック・クラプトンは、演奏中軽く目をつぶってギターを弾き、笑顔を見せることは少ないが(このコンサートでも同じ)、ギターとギターの対話のシーンでは、バディ・ガイに向かって笑顔を見せていた。
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エリック・クラプトンの音楽を、たっぷりと浴びて終わった。妻も大満足だった。
昼飯は、回転寿司。生ビールの「大」が、気持ちよく喉を潤してくれる。
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今回の映画とは関係ないけど、ジェフ・ベックとの共演。むかしはよくライブで演奏していた「ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード」。
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