かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

荻島達也監督『きみにしか聞こえない』(2007年)


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乙一原作小説を成海璃子×小出恵介共演で完全映画化!内気で友達のいない女子高生のリョウはケータイも持っていなかった。ある日、公園で拾ったおもちゃのケータイから着信音が…。それは、長野に住む見知らぬ青年シンヤからの電話だった。このときから、リョウとシンヤは空想の電話で繋がり、次第に心の距離を近づけていく。シンヤの励ましで周囲に心を開いていくようになったリョウ。ついにふたりは会うことになったが…。


(「goo映画」の解説より)

これも成海璃子(なるみ・りこ)の新鮮な魅力がいっぱいの映画です。過剰な演技することなく、きちんと登場人物の感情を伝えることのできるすてきな女優だとおもいました。


小学校のとき、ひとからからかわれて、それ以降、ひととのコミュニケーションをうまくできなくなった内向的な少女を演じていますが、現実味を欠いたストーリーなのに、成海璃子の説得力のある演技で、少女に実在感が与えられました。


日本映画をそれほど多く見ていないのでわかりませんが、ここ数年、若い魅力的な女優さんの豊作が続いているのではないでしょうか。


ぼくにとって、成海璃子は、小さな演技で感情をきめ細かく表現できる、大好きな若手の女優さんのひとりです。