1980年12月8日、ジョン・レノンは、マーク・チャップマンの放った5発のうち4発の銃弾が命中、まもなく搬送されたルーズベルト病院で死亡した。
動機はもうひとつはっきりしない。狂信的なファンだったといわれるが、にわかには信じられない。
チャップマンは発売になったジョンの新作『ダブルファンタジー』の存在すら知らなかった。
ダコタハウスの前でそのレコードを持っている女性に、「それはなに?」というので、彼女は「ジョンの新作よ」と教えてあげた、という。
この話が本当だとすれば、ジョンの5年ぶりの新作も知らない<狂信的ファン>なんて、ありえるだろうか。
その後、チャップマンは『ダブルファンタジー』を購入し、再びダコタハウスへもどってくる。
ジョンがダコタハウスから出てくるのを待ちかまえ、チャップマンは、アルバムにサインをお願いする。ジョンは、彼の要望に応えて、サインした(この姿は、近くにいたひとが写真に撮っている)。
チャップマンは、ジョンをおめあてに、ダコタハウスに集まったファンたちへ、「ジョンのサインをもらったぞ」とかかげて、よろこんでいたらしいが・・・。
その夜、ダコタハウスへもどってきたジョン・レノンを射殺する。
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ジョン・レノンへのトリビュート・ソングを2つ。
●ルー・リード「ジェラスガイ」。
●アラニス・モリセット「ディア・プルーデンス」。