6月29日㈯。
13時25分から、「ウニクス南古谷」へ、瀬田なつき監督、新垣結衣主演の『違国日記』を見にいく(妻のクルマの運転で)。
コミック誌「FEEL YOUNG」で2017年から2023年まで連載されたヤマシタトモコの同名漫画を映画化し、人見知りな女性小説家と人懐っこい姪の奇妙な共同生活を描いたヒューマンドラマ。
(「映画.com」から)
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15歳の女子中学生・朝(あさ)が、交通事故で両親を亡くし、これまで親しくなかった小説家の叔母さんにひきとられ、同居生活をはじめる。
両親の死からはじまる。設定だけみれば、かなり衝撃的…。でも、そこからは小説家と中学生のごく淡々とした日常が描かれていく。
全編、コクがあって、あっさりしている。いまのわたし、登場人物が泣きわめく映画やドラマは、あまり見たくない。
美人の小説家(新垣結衣)が、寝起きの顔で、だぶだぶなパジャマだかなんだか室内着を着て、散らかった部屋をノソノソ歩いてくる。エロティックなのかどうかわからないけど、かわいい(笑)。
両親を失った中学生も、悲しんでばかりいられない。
音楽会で、自分が歌いたいのに、いざ先生から歌手に指名されると、それを反射的に断ってしまい、あとでそのことで悩んでいたりする。思いと行動がともなわないことが、じっさいあるし…。
また親友の女性から、同性に恋していることを告白され、呆然としたりする。
両親や親戚が、健在でも、亡くなっても、かわりなく続く日常のあれやこれ……が描かれていく。それがおもしろかった。
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1階の「サイゼリア」で、夕食を食べて帰る。