かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

リメイクされた有名な2つの映画


なかなか感想をアップしている時間がないまま、月日が過ぎてしまいます。記録にとどめるつもりで最近見た映画について書置きしておきます。


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2つの有名な作品のリメイクを見ました。


1つはニキータ・ミハルコフ監督の『12人の怒れる男』(2007年)。シドニー・ルメット監督『十二人の怒れる男』(1957年)を、現代のロシアの世情に置き換えて描いています。


名作中の名作であるオリジナル版を見ていないで見れば、リメイク版も、力の漲った作品になっているとおもいますが、すでにオリジナル作品で強い感動を受けているわたしには、それを超えるまでの感動はありませんでした。


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もう1つは、チャールズ・スターリッジ監督『名犬ラッシー』(2005年)。こちらは、フレッド・M.ウィルコックス監督『名犬ラッシー 家路』(1943年)のリメイクです。


炭鉱の閉鎖で生活に困った家族が、コリー犬の愛犬ラッシーをお金持ちに売ってしまう。しかし、何度連れ帰っても、新しい飼い主の檻から、ラッシーは脱出して、元の飼い主の少年のもとへ戻ってしまう。


ついに、新しい飼い主は、イギリスのヨークシャーから、800キロ離れたスコットランドへ引越してしまう。しかし、そこでもラッシーは檻を脱出。気の遠くなるような800キロを、ラッシーはさまざまな困難に耐え、飼い主の少年のもとへ戻ってくるという話。


むかし見た映画『名犬ラッシー 家路』やテレビ・ドラマの『名犬ラッシー』に夢中だったころが懐かしく心によみがえりました。


わたしは、コリー犬が飼いたくてしつこく両親にねだりましたが、実際に父が買ってきたのは、スピッツ(笑)。コリー犬への憧れは続きましたが、でも、そのスピッツがかわいくて、毎日学校から帰ってくると、連れ歩いて、一緒に遊んでいた小学校のころが思い出されます。


わかっているストーリーなのに、800キロを歩き、疲れ、衰弱しても、なお少年のもとへ帰ってくるいじらしいラッシーの姿を見ていると、涙がとまらなくて困りました。動物と人間が心を通わせる原点の作品だとおもいます。