11月18日、土曜日。新宿ピカデリーへ、ジャック・ドワイヨン監督の『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』を見にいく。
時間が早かったので、歌舞伎町の「ルノアール」に寄って、吉村昭著『関東大震災』(電子書籍)を読む。生々しい震災の数日間が詳細な取材をもとに書かれている。こうした本がもっと読まれたら、感動大震災で何が起こったか? 朝鮮人虐殺はどのようにして起こったのか? そして、すくなくても「虐殺はなかった」なんてことを言い出すひとは出てこないのではないかな、とおもったりする。
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
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小池都知事は、「排除」発言で革新派のイメージを損ない、選挙にもその影響が表れたが、それより早く、「朝鮮人虐殺」の追悼会に、都知事として追悼メッセージを出さなかったことで、すでに本来の正体をあらわしていた。もともと民進党のリベラル派といわれるひとたちがいっしょに組む相手ではなかったのだ。
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このあと、大失敗する。わたしは、勝手に映画の上映館を「トーホーシネマズ新宿」と思い込んでいて、それで歌舞伎町の「ルノアール」で時間調整したのだけれど、時間になって「トーホーシネマズ新宿」で、予約した番号を入力してチケットを発券しようとしたが、3回やってもエラーが出てしまう。
しかたなく、チケット売り場に並んで、売り場の女性に話したら、その映画なら、「新宿ピカデリーです」といわれた。そもそも映画館がちがうのだから、チケットが発券できるわけがない。時間があまりないので、あわてて靖国通りの「新宿ピカデリー」に向かう。まったく話にならない、思い込みの勘違いだ。
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「近代彫刻の父」と称される19世紀フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの没後100年を記念して製作された伝記映画。
弟子入りを切望する女性彫刻家カミーユ・クローデルと出会ったロダンが、彼女の才能と魅力に惹かれていく姿を描く。1880年、パリ。40歳の彫刻家オーギュスト・ロダンはようやく国から作品制作を依頼されるようになり、後に代表作となる「地獄の門」を生み出していく。
その頃、内妻ローズと暮らしていたロダンだったが、弟子入りを願う女性カミーユ・クローデルが現れ、彼女の才能に魅せられたロダンはクローデルを助手にし、やがて愛人関係になっていくが……。
(「映画.com」から)
http://eiga.com/movie/86163/
ロダンの製作現場を実際に見ているようなリアル感がたのしい。広い部屋につくりかけの作品があちこち並んでいたり、裸体のモデルをポーズさせて、それを粘土で造型していくシーンがあったり、とくべつに、ロダンの部屋にはいって製作現場を見せてもらっているような臨場感だ。
ロダンの製作現場に立ちあったような気分。
そして、ロダンが愛するカミーユ・クローデルを演じたイジア・イジュランの美しさ。ただ美しいのではなく、クリエイティブな女性がもっている奥ゆきのある知的な魅力。内妻がいながら、カミーユ・クローデルに惹かれてしまうのもムリない、とおもえてしまう。
ただ、ロダンは、もともと女性好き。カミーユ以外にも、モデルの女性たちとすぐに関係をもってしまう。天才は、女性にモテるのも事実なのだろう。内妻と別れない、他にも女性と関係をもつ、そんなロダンが許せなくて、カミーユはロダンのもとを去っいく。
『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=9IDN2J5DEKE
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歌舞伎町の「磯丸水産」へ寄って、まぐろ丼でホッピーを飲んで川越へ向かう。