- 製作国:アメリカ
- 製作総指揮:ジョディ・フォスター
- 出演:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード
最愛の恋人が殺されたことから、彼女の人生は劇的に変わってゆく。犯罪者を裁くため、彼女は引き金を引き続け、やがて最後の一線を……。ジョディ・フォスターが迫真の演技を見せる衝撃作!!
(「新文芸座」サイトの紹介文より)
これも徹底的にジョディ・フォスターの映画。若者数人に、婚約者を、からかい半分、なぶるように殺され(残虐なシーンで目を伏せましたが)、復讐の鬼と化した女性を、ジョディ・フォスターが演じています。
美しい女優が、恐怖したり、闘ったりする、という意味では、『インベージョン』(同時上映)とも共通する見どころでありますけど、短くカットした髪、まるで化粧っ気なしの顔……美しい顔が歪むと、それだけで官能的なニコール・キッドマンとは好対照で、ジョディ・フォスターは、男のようなそっけないメイク。
見ているあいだは、退屈しませんし、ジョディ・フォスターに見入ってしまいますが、この手のジョディ・フォスターの体当たり演技は、『パニック・ルーム』以来経験済みでもあって、時間が経ってしまうと、ぼくのなかで印象は薄れてしまいそうです。
★池袋「新文芸座」にて