「時の鐘」の通り。歩いているひとがほとんどない。
正月から自宅にこもっているので、体重がふえつつある。
娘や妻から、、、
「お酒をひかえな」、「少し運動しな」とか、うるさくいわれている。
それで1月13日(水)、ひさしぶりに川越の街を歩くことにした。天気もあたたかくて、散歩びよりだし。
仕事へいく妻に川越駅でおろしてもらい、駅から蔵づくりの町のほうへ向かって歩く。
朝の9時だから、通りを歩いているひとも少ない。町の中心地のほうはどうなのだろう、とおもいながら歩く。
駅からしばらく歩くと、「大正浪漫通り」という一角がある。そこまでくると、たいていは観光客が歩いている。しかし、きょうは閑散としている。お店も、ほとんど閉まっている。
「大正浪漫通り」。
上に同じ。
蓮馨寺(れんけいじ)によってみるが(ここはお祭りにのときには、お化け屋敷などの見せ物小屋がでる)、ふたりのひとが本殿の前で、手をあわせているだけで、ひっそりしている。
そこから蔵づくりの通りまで歩く。ここまで来ても、ひとが少ない。みなさん、外出を控える、という政府のおたっしを守っているのだ。
先に見えるのが蔵づくりの町。
町がひっそりしている。
時の鐘の通りも、ほとんどひとがいない。お店も、ほとんど閉店している。
菓子屋横丁へはいる。
反対側から若い女性が5、6人歩いてきたので、ここは多少ひとがでているかな、っておもったけど、そのあと誰もこない。
閑散とした菓子屋横丁。
お店の女性が、旅行者の女のひとと「これだから休業補償してくれなきゃ、やっていけないですよ」、「そうだよねえ」と話している。
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蔵づくりの町を離れて市立の中央図書館で、雑誌でも読みながら小休止しようとおもっていってみたが、図書館はあいていても、全部の座席がテープで囲まれていて、「利用できません」となっていた。本の貸出・返却はできるが、なかで読むことはできないことがわかった。
図書館を出て、成田山別院をとおり、喜多院へよる。ここで甘酒を飲みながら、ベンチで小休止。図書館ですわれなかったので、いちどすわりこむと、おもいのほか疲れていた。1月はお参りで混む喜多院も、参拝客はすくなく、境内のお店も3つしか開いてなかった。
喜多院の境内。
境内から奥へはいるとちいさな赤い橋がある。
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境内をぬけて、中院へいく。ここは平常でもほとんどひとがこない静かなお寺。島崎藤村が義理の母(加藤みき)に贈ったという家が移築されてある。説明書きによれば、加藤みきさんのお墓は、この中院にあるらしい。
中院は、ふだんでも静か。
「不染亭」。藤村の義母の家。
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そこから、家へ帰るまでまだまだ遠い。もう3日分くらいあるいたような気がしてる(笑)。
気持ちはそろそろお酒の飲める手頃なお店を探している。開いている店が少ないので、なかなかみつからない。