川島(かわじま)の「平成の森公園」。
5月20日㈪。
妻は仕事で留守。わたしは隠遁生活にはいったので、にっちゅう家ごもりして、雑誌を読んだり、ボーッとしたりしてすごした。
雑誌は『東京人』。特集が「つげ義春と東京」だった。
つげ作品に登場する東京は、1950年代〜1980年代。昭和の東京、モノクロの東京。
その懐かしい風景がいまどうなっているか、カラー写真で対比されるのもきょうみぶかい。
作品に登場する「東京」は、、、
「立石」
「錦糸町」
「大塚」
「浅草」
「伊豆大島」
…………
そしてなんといっても、つげ義春が50年以上住んでいる「調布」。
調布へは、いちど「マンガ家・つげ義春と調布」展を見にいったが、そのときはtukaさんといっしょで、展覧会だけ見て、新宿へ移動した。
こんどは、もう少し作品とかかわりのある「聖地(調布)」を歩いてみたい。そんなことをおもいながら、「東京人」の特集をたのしむ。
「東京人」の特集のほか、少し前に『つげ義春が語る 旅と隠遁』という対談集が出版された(残念ながら紙の本のみ。しかたなく買った)。
そして、まもなく『つげ義春が語る マンガと貧乏』という、もう一つの対談集も、刊行が予定されている。
しかし、新しいつげ義春作品は1980年代を最後に発表されていない。とっくに本人が引退表明している。それなのに、関連本や特集雑誌が出る。ふしぎなマンガ家だ。
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夕方、妻が仕事から帰ってくる。外食で夕飯を食べる前に、川島(かわじま)の「平成の森公園」へ、薔薇を見にいくことにする。
きのう・おととい、と薔薇まつりのようなものをやっていたので、まだ見ごろはつづいているだろう…と、30分くらいクルマを走らせる。
土・日は、けっこうな人の出だったろうが、平日の日暮れどきなので、人がいなかった。
ひと組、ふた組、散歩がてら薔薇を見てとおりすぎる人たちがいるくらい…。
薔薇の先には、ちいさな菖蒲園があって、きいろい菖蒲がさいていた。立て看板によれば肥後地方のだという。見なれた色の菖蒲はさいてなかった。
だんだん日がおちてくる。
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30分ほど園内を散歩して、夕飯をたべに川越の街なかへむかう。