jinkan_mizuhoさんが、こちらで紹介されているのを見て、前から気になっていましたが、やっと見ることができました。
パソコンなどでゲームをやったことがないので、その感覚もおもしろさもわからないのですが、この映画に出てくる＜煉獄＞の、ゲーム独特のあやしい映像の美しさにはちょっと惹かれます。
映画は、そのゲーム世界の意味するところがわからないままストーリーが進むので、最初内容がよくわかりませんでした。しかし、わかってくるとすごく単純な話でした。単純な話を脚本の工夫で複雑にしている、といえるかもしれません。
でも、おもしろかったです。ストーリーは予想通りの進行ですし、細かなところではツッコミどころもあるのですが、飽きることなく見てしまいました。ということは、きっとおもしろいのです（煮え切らない表現ですが）。
この監督の映像感覚の鋭さに魅力があるのかもしれませんが、ぼくとしてはjinkan_mizuhoさんと同じ、やっぱり多部未華子（なんと小学生役）という女優に一番惹かれました。
彼女の眼が発する光の強さは、無類な感じがします。彼女は、眼だけでいろいろな感情を表現できる女優です。
もし、この映画の主演が多部未華子でなかったら、最後まで見れただろうか、という気もしました。
