8月20日、池袋で妻と待ち合わせ、日比谷シアタークリエで、作・井上ひさし、演出・栗山民也、出演・永作博美の『頭痛肩こり樋口一葉』を見る。
永作博美のファンだったので、生の舞台も見てみようとおもったけど、舞台というのは映画のように細かな表情が見えないので、小さなニュアンスがよくわからない。まして、喜劇というのはその雰囲気にノレるかノレないか、むずかしい。前半は気持ちがはいらず、後半になって、おもしろくなってきた。
舞台が終わり、1回幕が閉まり、また開くと、出演者が全員舞台にすわって、観客に深々と頭をさげ、それから頭をあげる。頭を上げて客席を見たときの永作博美の笑顔が可愛いかった。
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それと内容とは関係ないけれど、ふだん映画館では通路側か、前に通路があるところか、あまり奥に詰め込まれない座席をとるようにしているが、演劇では自由に席を選択できない。観客の人口密度が濃いので、狭苦しく、疲れてしまった。
日比谷シアタークリエから有楽町線の有楽町駅まで歩くのに、妻が片足を少しずるようにして歩いていた。先日、娘夫婦(双子のチビたちも一緒)と大湯温泉へいったとき、子守と歩きすぎで、もともと持病のあった足の具合が悪くなったようだ。その痛みがこの日も続いていたので、途中食事もしないで、有楽町線で川越へまっすぐ帰る。